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 生理不順

                                               中 医 学 的 解 説

中医学では生理不順を非常に細かく分類し、それぞれの体質に合わせることができるので、高い効果を得られます。主に月経先期、月経後期、月経前後無定期、月経過多、月経過少、経期延長、経間期出血、崩漏などに分類できます。
1.月経先期:生理周期が1週間以上短くなることをいいます。
病因:主に気虚、血熱である。
弁証論治:
(1)気虚
「症状」:生理周期が短く、生理の量が多く、色は薄く、疲れやすく、食欲が無く、下痢し安く、舌質は淡い。
「治法」:補気摂血調経。
「方薬」:補中益気湯。

(2)血熱
@ 実熱
<陽盛血熱>
「症状」:生理周期が短く、量が多く、色は深い赤または紫色、質は粘りがある。イライラし、顔が赤く、口が渇きやすい、小便は少なく色は赤い、便秘で、舌質赤、苔黄。
「治法」:清熱涼血調経
「方薬」:清経散。

<肝鬱血熱>
「症状」:生理周期が短く、量は多いまたは少ない、色は紫色でレバー状の塊がある。お腹が張って痛い、胸(または乳房)が張って痛い、いらいらし、怒りやすく、または口が苦く、のどが乾く、舌が赤く、苔薄黄。
「治法」:清肝解鬱調経。
「方薬」:丹梔逍遥散。

A 虚熱
「症状」:生理周期が短く、量は多いまたは少ない、色は赤く、質は粘りが強い、両頬が赤く、手足が熱く、舌が赤く、苔少。
「治法」:養陰清熱調経。
「方薬」:両地湯。

2.月経後期:生理周期が1週間以上長くなることをいいます。
病因:主に血寒、虚寒、血虚、気滞である。
弁証論治:
(1)血寒
「症状」:生理周期が長く、量が少なく、色は濃く、固まりがあり、お腹が冷たく痛い、暖めると痛みが緩和する。冷え性で、苔白。
「治法」:温経散寒調経。
「方薬」:温経湯。
(2)虚寒
「症状」:生理周期が長く、量が少なく、色は淡く、粘りがなく、固まりも無く、お腹が痛く、腰が重苦しく、小便が多く、便秘気味、舌淡、苔白。
「治法」:扶陽去寒調経。
「方薬」:艾附暖宮丸。
(3)血虚
「症状」:生理周期が長く、量が少なく、色は淡赤、固まりはなく、お腹に痛み、めまい、動悸、不眠、顔色は白々または黄色。舌質淡赤。
「治法」:補血調経。
「方薬」:大補元煎。
(4)気滞
「症状」:生理周期が長く、量は少なく、色は濃い赤色または小さい固まりがある、お腹が張って痛く、両脇、乳房が張って痛い、舌象は正常。
「治法」:理気調経。
「方薬」:烏薬湯。

3.月経前後無定期:生理周期が長くなったり、短くなったりすることをいいます。
病因:主に肝鬱、腎虚である。
弁証論治:
(1)肝鬱
「症状」:生理周期不定で、量は多かったり、少なかったりする、色は紫色で固まりがある、両脇、乳房、お腹が張って痛い、よくだめ息をし、食欲がない。苔薄白または薄黄。
「治法」:疎肝理気調経。
「方薬」:逍遥散。
(2)腎虚
「症状」:生理周期不定で、量が少なく、色は薄黒、質は薄い、腰が痛く、めまい、耳鳴りがする。舌淡苔少。
「治法」:補腎調経。
「方薬」:固陰煎。

4.月経過多:生理の量が多く、生理周期が基本的に正常なことを言います。
病因:主に気虚、血熱である。
弁証論治
(1)気虚
「症状」:生理の量が多く、色は淡く、質は薄い、顔色が色白で疲れやすく、動悸、息切れなどの症状が伴うことが多い。舌淡。
「治法」:補気摂血固冲。
「方薬」:挙元煎。
(2)血熱
「症状」:生理の量が多く、色は濃く、粘りがあって、固まりがある。のどの乾き、小便の色が黄色、便秘、などの症状が良く伴う。舌赤、苔黄。
「治法」:涼血清熱止血。
「方薬」:保陰煎。
(3)血お
「症状」:生理の量が多いまたはたらたらとまらない、色は薄黒く、固まりがある、お腹が痛く、触ることを拒む、舌に斑点があって、舌質紫色。
「治法」:活血化お止血。
「方薬」:失笑散。

5.月経過少:生理周期が基本的に正常ですが生理の量が少なく、生理の量が明らかに少ないまたは生理の日にちが2日もしないことを言います。
病因:主に血虚、腎虚、血お、痰湿である。
弁証論治:
(1)血虚
「症状」:生理の量が少なく、色は薄く、固まりはない。めまい、動悸、顔色が黄色ぽいことが伴う、舌質淡赤。
「治法」:養血調経
「方薬」:滋血湯

(2)腎虚
「症状」:生理が少なく、色は赤または薄黒、質は薄く、足腰が痛く、特に足の付け根が痛い、めまい、耳鳴り、お腹が冷たく、夜尿が多い、舌淡。
「治法」:補腎養血調経。
「方薬」:帰腎丸。

(3)血お
「症状」:生理の量が少なく、色は紫または黒、固まりがあり、下腹部が痛く、固まりが出た後痛みが軽減する。舌は正常または紫色または斑点がある。
「治法」活血化お調経。
「方薬」:桃紅四物湯。

(4)痰湿
「症状」:生理量が少なく、色は薄赤、湿は粘りがあって、痰のようである、おりものも多く、粘りがある。肥満型の体形が多く、胸焼け、吐き気などの症状が良く見られる、舌淡、苔白膩。
「治法」:化痰燥湿調経。
「方薬」:蒼附導痰丸。

6.
経期延長:月経周期は基本正常で、生理期が七日以上長くまたはダラダラ二週間以上続くことを言う。

病因:主に気滞血?、陰虚内熱である。

弁証論治:

(1)血?

生理期が長く、量は少なく、色は濃く、塊がある、下腹部が痛く、触ることを拒む。舌質紫または?点がある、脈弦渋。

「治法」:活血去?止血。

「方薬」:桃紅四物湯。

(2)陰虚血熱

生理期が長く、量は少なく、色は赤く、質は粘りがある。のどが渇く、または頬が赤く、熱いまたは手の裏が熱い。舌質赤く潤いが足らない、苔少または無苔、脈細数。

「治法」:養陰清熱止血。

「方薬」:両地湯合二至丸

                                                
西 洋 医 学 的 解 説

生理の周期の長かったり短かったり、出血量が多かったり少なかったり、出血している期間が長かったり、痛みがひどかったりするなどの体調の不調。これが生理不順です。
生理は、生理の始まる日から次の生理が始まる日の前の日までを数え、ある程度一定の周期でないといけません。
周期が25日以内のときを「頻発月経(ひんぱつげっけい)」と言われており、反対にいつも36日以上経たないと生理がこないことを「希発月経(きはつげっけい)」と言われています。どちらも正常ではなく、妊娠しづらかったりすることにもなるので、正常な周期になるように治療や自己ケアが必要となります。

治療方法:病気として認識しない場合が多い、治療法としてはホルモン治療が多い、根本的治療はできない。ホルモン療法ですので、いろんな副作用がともなう。

                                                 
気 に な る 予 算

予算は体質によりいろいろあります。

一ヶ月5250円〜   体質によります。

平均予算:9000円