(生薬が袋の中に入っています。袋のまま使用します。) 1.煎出容器 煎じる容器はドビン、セトモノ、耐熱ガラス製、アルマイト製、ステンレス製のものを使用してください。ただし、鉄製の容器を使うと化学反応を起こし、薬効を減少させることがありますので使用しないでください。 2.煎出法 (1)煎剤の作り方 容器に約500mlの水と1袋を入れて火にかけ、とろ火で沸騰させます。沸騰したら蓋を取り、吹きこぼれないように弱火に調節して30〜40分間煎じ、約1/2量に煮詰めてください。できた薬液から袋を取り出したものが1日分です。その薬液を3回に分けて服用してください。 ●注意 煎剤は、1日分(1袋)ずつを煎じてください。煎じた薬液は変質しやすいので冷蔵庫に保存し、煎じたその日のうちに服用してしまうのが原則です。そして服用時には、1回に服用する分だけを温め直してから服用してください。 (2)浸剤(振り出し剤)の作り方 1日に同じ1袋を用いて3回下記の方法で作ります。 1袋を容器に入れ、熱湯約100mlを注いでかき混ぜながら5分間ほど浸してください。できた薬液から袋を取り出し、その薬液を1回分として服用してください。
●注意 浸剤(振り出し剤)は、1回分ずつ作ってください。2〜3回分をまとめて一度に作らないでください。一度使用した袋は中身の生薬が変質しやすいので、冷蔵庫に保存してください。 |